先生のリードで“集団の中で育つ力”を身につけるスタイル
保育園や幼稚園の見学で「一斉保育(設定保育)」という言葉を聞いて、
「時間にきっちり?お勉強っぽいのかな?」と感じた方もいるかもしれません。
この記事では、一斉保育の特徴・考え方・メリット・注意点を、解説します。
一斉保育とは?
先生が一日の活動を計画し、子どもたちが一斉に同じ活動に取り組むスタイルの保育です。
集団での経験を通して、ルールを守る力・協調性・生活習慣などを育てていきます。
「自由保育」と対照的に、先生がリード役として子どもたちを導いていくのが特徴です。
一日のイメージ:時間で動く、バランスの取れた保育
朝の会 → 制作 → お外遊び → 昼食 → 午睡 → 帰りの会 …など
先生が時間割に沿って、その日や週のカリキュラムを組んでいます。
活動の種類は幅広く、製作・リズム遊び・運動遊び・お話の時間など、バランスよく用意されています。
一斉保育のねらい・育てたい力
- 集団の中で動く力(周囲を見ながら行動する)
- ルールや社会性を身につける(並ぶ・待つ・聞くなど)
- 新しいことに取り組む力(先生の提案で初めての体験を広げる)
- 生活リズムの安定(きちんとした時間の流れを習慣に)
メリット
- 社会性・協調性が育ちやすい
お友だちと一緒に行動する中で、思いやりや順番待ちなどを学べる - 活動の幅が広く、いろいろな体験ができる
製作・音楽・運動など、バランスよく経験できるカリキュラム - 生活リズムが整いやすい
決まった時間で過ごすため、家庭でも安定したリズムが作りやすい - 小学校への接続がスムーズ
「座って話を聞く」「集団行動」など、小学校生活に近いスタイルを先取りできる
⚠ 注意点・デメリット
- 子どものペースが尊重されにくい場合も
みんな一緒に動くため、「まだやりたい」が難しいことも - “やらされている感”になりやすい子もいる
特に自己主張が強い子や繊細な子は、ストレスになることも - 自由な発想が制限される場合がある
活動内容が決まっているため、「自分で考える経験」が少なくなりがち
こんな子に向いているかも?
- 集団の中で動くのが好きな子
- お友だちと一緒に活動するのが楽しい子
- 新しいことにどんどんチャレンジしたい子
- 生活のリズムがある程度整っている子
一斉保育でも、子どもはちゃんと見てもらえてる?
「全員一緒に動く」と聞くと、「個別の関わりは少ないの?」と心配になる方もいるかもしれません。
でも実際には、先生たちはしっかり個々を見ながら関わっています。
活動中に様子を見守ったり、困っている子をフォローしたり…
“一斉に見せかけて、個別にケア”が上手なのがプロの保育士さんです。
保護者としてできること
- 「ちゃんとできた?」ではなく「楽しかったことは何?」と聞いてみる
- 家庭では自由に遊ぶ時間も大切にして、バランスをとる
- 苦手な活動でも「やってみたんだね」と肯定的な声かけをする
まとめ
一斉保育は「みんなと一緒に育つ力」を大切にする保育
一斉保育は、先生が導きながら、子どもたちが集団の中で一緒に学ぶ・育つことを大切にしています。
社会に出た時に必要な「人と協力する力」や「自分をコントロールする力」の土台を築く保育ともいえるでしょう。
子どもの性格や家庭の方針に合わせて、
「この保育方針、うちの子に合ってそうかも」と考えるヒントになれば嬉しいです。


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